避妊・去勢手術
ご自宅に新しい家族を迎えた際に、避妊手術や去勢手術について悩まれるかと思います。
メリットとデメリットがありますので、その二つをよく理解した上で手術を行いましょう。
※当院手術実績※
2022年犬猫避妊去勢手術 132件
2023年犬猫避妊去勢手術 127件
2024年犬猫避妊去勢手術 131件
不妊手術のメリット
- 望まない妊娠を防げる
- 発情期の鳴き叫びや、ケンカをしなくなる
- 子宮や卵巣の病気、乳腺の病気になりづらい
- マーキングが減る可能性がある
- 攻撃性が少なくなる可能性がある
不妊手術のデメリット
- 全身麻酔のリスク
- 太りやすくなる
手術の流れ
- 手術の予約を行う前に一度診察にいらしていただきます。
その際に全身状態を見たり、乳歯遺残が無いかなども確認いたします。
乳歯遺残を認めた場合には手術時に抜歯を推奨します。 - 診察後に手術の予約を直接、もしくはお電話にて行います。
- 手術当日、朝ご飯は与えずに(お水は大丈夫です)、10時~11時頃を目安に連れてきていただきます。
- 12時から16時の検査手術時間帯に手術を行います。
- 避妊手術の子は基本的に1泊入院し、翌日午前中にお迎えにいらしていただきます。
事情があり翌朝ご来院出来ない場合には、相談の上で翌日夜までもしくは当日夜にお迎えにいらしていただきます。
去勢手術の子は日帰りでの手術を行っております。 - 多くの場合エリザベスウェア(術後服)を着せて帰っていただき、ご自宅で安静に過ごして過ごしていただきます。
- 術後10日から14日後程度に抜糸のためご来院頂きます(猫の去勢手術を除く)


こちらは犬の去勢手術後の傷口です。
この後ステープラー(医療用ホチキス)を使用します。
マイクロチップについて
令和4年(2022年)6月1日から、マイクロチップ装着について新たな制度が始まりました。(動物愛護管理法)
ブリーダーやペットショップ等で販売されるワンちゃんネコちゃんにマイクロチップの装着が義務化されることによって、令和4年(2022年)6月1日以降にブリーダーやペットショップ等で購入したワンちゃんネコちゃんには必ずマイクロチップが装着されています。

マイクロチップとは
マイクロチップは直径約2mm、長さ約1cmほどの生体適応ガラスで作られた電子標識器具です。
迷子になってしまったときのため首輪やタグに名前を付けている方もいらっしゃいますね。
マイクロチップはそれの電子版となり、世界で1つだけの番号が割り振られています。
その番号に対する個人情報を環境省データベースなどに登録することにより、仮に迷子になってしまったときなどに読み取った番号から飼い主様を照会することが出来ます。近年国内においても大きい災害が目立ちマイクロチップが注目されつつあります。
マイクロチップ挿入は有事の際に家族とはぐれてしまった場合に、家族の元に戻れる可能性が高くなるでしょう。
挿入時は基本的に麻酔が必要ありませんので通院でも挿入可能です。詳しくはスタッフにお尋ねください。