腎泌尿器科診療
泌尿器内科外科
緊急疾患にも可能な限り対応いたします
泌尿器の病気は慢性腎臓病の他にも、膀胱炎や急性腎不全、尿管・尿道結石、腎臓・膀胱腫瘍など多岐にわたります。
内科として尿検査や画像検査、細胞診検査、投薬治療はもちろんのこと、外科としては膀胱結石摘出や膀胱腫瘍摘出、会陰尿道癆術などにも対応しております。
中でも尿管結石に対する皮下腎臓瘻カテーテルやSUBシステムも常備しております。
画像は急性の尿毒症を発症した子です。エコー検査にて水腎を認めました。
恐らく左腎臓は以前から閉塞気味であり、今回右腎臓も閉塞してしまったために症状が出てきたと考えられます。
その後点滴により部分的に閉塞が解除され排尿を認めましたが、調子が上がらなかったため今回は鎮静下で経皮腎臓瘻カテーテルを設置いたしました。
腹腔内の巨大腫瘤をエコー検査にて認めた子です。
外貌からも明らかな腫大を認めます。
開腹にて腫瘤は腫瘍化した右腎臓と診断し、後腹膜から分離し腎動静脈・尿管をそれぞれ結紮して切除しました。
術中の血圧管理に苦慮しましたが、麻酔担当が複数種類の薬剤を用いて何とか血圧は維持できました。
摘出後に食道カテーテルを入れて手術完了しました。