歯科診療

歯科治療

食べる量が減ってきたのは歯が痛いから?

近年特に注目されているのが動物の歯周病治療です。
好発犬種であるダックスフンドだけでなく、その他の犬種や猫種でも歯周病は起こりえます。
食べる量が減ったのを「歳を取ったから」だけで済ますのではなく、本人が出しているサインをくみ取ってあげましょう。

2021年歯科手術実績 19件
2022年歯科手術実績 28件
2023年歯科手術実績 33件

歯科治療には専用の歯科治療ユニットや歯科レントゲンシステムを使用します。
歯科ユニットは水と空気を同時射出可能なシリンジ、バーと言う先端のドリルを付け替えられるマイクロエンジン、粘膜などを傷つけずに超音波の力で歯石を破砕する超音波スケーラー、治療中の余分な水分を吸い取るバキュームがセットになっております。
抜歯の判断のため歯髄や歯周評価のために歯科レントゲンを使用します。

視診で重度の歯石沈着と歯肉炎を認めたワンちゃんに対して麻酔を行い、歯科用レントゲンを撮影いたしました。
結果この歯は重度の歯周病と診断して、専用のドリルなどを用いて抜歯を行いました。
術後は歯の痛みが無くなり、よく食べるようになったとのことです。

抜歯はスケーリング・抜歯・ルートプレーニング・ポリッシングという工程を踏みます。
歯科用マイクロモーターを用いて歯を分割したり下顎を削ったりして抜歯を行います。
写真は歯周病重度の犬歯を抜歯した後、抜いてできた穴(抜歯窩)を歯肉で被せて縫い合わせている(フラップ)ところです。

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